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リスクとは何か 3
2006年05月28日 (日) | 編集 |
 前回までの考察をおさらいすると、リスクの定義とは「時間がもたらす不確実性」であり、それゆえに株式の保持期間が長くなる程、突発イベントが起こる可能性が高まるという事でした。


 この理屈で行くと、大ロットで1tick抜きが究極のローリスク・ハイリターンという事になります。
 実際、僕もこれを志向していた事があります。しかし、なかなか儲からず、最終的にはVテクで逆を突かれまくって断念しました(その後ホールドしていたらLD&マネショック…orz)。


 どうして上手く行かないのでしょうか?


 それは、前回挙げた「人間の自由意志(需給の思惑)」のせいだと考えます。これは言い換えれば、株式取引は、不完全情報下での相互の意思決定を読みあう「ゲーム(駆け引き)」の性格も持っているという事です。だから単純には動きを予測できません。お互い裏をかこうとしているのですから。
 更に加えて、この「ゲーム」においては、株価が「資金量多数決制(大人の存在)」で決まるシステムである以上、個人投資家は圧倒的に不利なのです。イーブンな条件下にはありません。
 この株式取引の性格が、突発イベントとは別に、リスクを発生させるのです。


 そして、この「不公平ババ抜き」状態が、株価変動曲線上のノイズを形成する訳ですが、ここで問題なのは、「ノイズ」だからこそ、取引期間が短い程、このゲーム的性格の影響を深刻に受けるという事です。
 「日経平均力という力」や「株価を構成する力」の項で述べた通り、特段の材料が無ければ、株価のザラ場中の動きの波は、日経平均先物に連動します。ファンダメンタル要素は、それにかかる係数的な存在になります。だから、取引期間が長くなればファンダメンタル要素によるバイアスが累積して行き、ファンダメンタル要素による株価の予測可能性が高まります。逆に取引期間が短くなれば、バイアスが減って、日経平均先物連動の傾向が強くなります。そして、日経平均先物のザラ場中の動きは、ファンダメンタルというクッションの無い、剥き出しの思惑勝負で決まっているのです。
 よって、取引期間が短くなる程、株価の予測が難しくなるのです。
 この事が、長期投資派の大きな論拠の一つになっています。


 まとめると、取引期間が長くなると突発イベントによるリスクが上昇し、短くなるとゲーム(駆け引き)によるリスクが上昇するという事になります。
 ではどうすれば良いのかと言えば、その「リスク総量を最小限にするバランスポイントを、地合やセクターや銘柄に応じて探せ」という、ありきたりな結論になるような気がします。学問だけではなく「株式取引に王道無し」ですかね…。
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