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株価を構成する力
2006年04月30日 (日) | 編集 |
[「日経平均力という力」からの続き]


 ここに於いて僕は、株価を構成する力は以下の4つだと考えます。


 1 ファンダメンタル力
 2 テクニカル力
 3 テンポラリー力
 4 日経平均力



 1~3は当たり前過ぎるラインアップではありますが、日経平均力との関わりで説明すると、ファンダメンタル力は個別の企業の財務や通常業務能力や業績等を反映した力で(市場全体に関わるマクロなファンダメンタル要素は日経平均力の範疇)、日経平均力に対するセンシビリティやバイアス、オフセット(底値の支え)等として機能しています。
 テクニカル力は短期的な需給関係による売買圧力で、日経平均力とは同方向なら合成、逆方向なら打ち消し合います。
 テンポラリー力は、いわゆる「材料」の突発的な出現による売買圧力です。「思惑」や「物色」もこの領域でしょう(「底値を拾う」とかだとテクニカル力ですが)。


 もっとも、これらは、完全に独立して存在する力という訳でもなく、一つの事象が複数の力を生じさせる事もしばしばあります。例えば業績予想の修正や決算発表はファンダメンタル力も、同時にテンポラリー力も発生させます。仕手筋の介入は、日経平均力を無効化するぐらいの強力なテクニカル力とテンポラリー力を発生させます。為替の変動も急激であれば、輸出メインの企業にとっては、ファンダメンタル力・テンポラリー力・日経平均力の3重のプレッシャーを発生させます。


 この四つの力が互いに影響し合って株価を織り成して行くと考えているのですが、僕は最近、この中で意外と4の日経平均力のウェイトが大きいのではないかと思っています。


 もちろん、一番圧力が強いのはテンポラリー力だとは思いますが、日経平均力も大きくなると容易にテンポラリー力に転換されます。個別銘柄のテクニカル力も、日経平均のテクニカル力が大きいと、すぐにかき消されてしまいます。ファンダメンタル力に至っては、能動的に株価を動かしえません。だから、強力な材料が無い時は「まず地合ありき」なのではないでしょうか。


 実際、この一ヶ月の間、取引手法を変えるべく、優良割安銘柄や劣悪割高銘柄とかをスクリーニングして、約40銘柄のチャートを一覧できる環境を作ったのですが、どのチャートも似たり寄ったりなのです。普通の株・新興株・悪材料が出て崩落した株・低位仕手株の3~4タイプぐらいにしかバリエーションが無く、特に普通の株は皆、日経平均チャートと移動平均線の波打ち方が同じなのです。もちろん、各銘柄で振幅が違うので完全な同一形ではありませんが(下げ反応が低くて25日線の上昇が一直線に続いている銘柄もある事はある)、ばらつきが弱いのです。また、陰線/陽線やGD/GPの並び方も普通株の8割以上が同じなのです。テクニカルなエントリーポイントが無い時は、監視銘柄のホトンドに於いて無いのです。これには頭を抱えています。


 これは、去年後半からの無茶な上昇→LD&マネショック→量的緩和解除&年金リバランス→材料の乏しい決算相場という流れで、個別銘柄の事情がかき消されて、強制的に流れを揃えられてしまったためだと思われます。まさに日経平均力の独壇場といった感じです。


 で、こう考えてくると、個別の株をやるより、もっとシンプル&ダイレクトに日経平均連動型商品や先物等と、オプション取引のプットを組み合わせて買う方が効率的かつローリスクのような気もしてくるのですが、皆がそこになだれ込まない所を見ると、何か罠があるのでしょう。僕がオプション取引のプレミアムの仕組みをよく理解していない事もありますが…。

日経平均力という力
2006年04月30日 (日) | 編集 |
 ぽんぽこ氏の記述の中で、わが意を得たりとポンと手を叩きたくなった物に「地合の大きなうねりの前では、おそらく銘柄の選択は損益の分かれる決定的な要因とはならない」というのがあります。
 丁度、「全ての銘柄の株価は、特段の材料の無い時には日経平均に連動する」のではないかと考え始めていた時に読んだので、何か腑に落ちる感じがしたのです。


 このテーゼを考え始めたは、Vテクがヨコヨコ状態の時の板の状態を見ていた時です。そこでは、1株ずつメトロノームのように1秒おきぐらいで、売買が続いていたのです。「株価もまったく動かなくて損益も出ないのに、なんでこんな無意味な事をやるのかな~?」と見ていたのですが、ある時、その動きですら日経平均先物の動きをトレースしている事に気が付いたのです。出来高が細っているため移動平均線はほぼ水平でしたが、その売買タイミングは日経平均先物の上下動と合致していました。
 同時にいじっていた低位株も見たのですが、これも、日経平均先物が大きく動いた時に1tick動いていました。
 これでピーンときました。
 「あ、日経平均先物の動きと連動する自動売買プログラムを走らせている奴がいるんだ!
 そこから、絡まった糸がほぐれていくような感じがしました。


 そもそも、主だった銘柄225種の株価を平均したという「結果」である筈の「日経平均」が、株価変動の「原因」になりうるのか? それも225種以外の銘柄にまで影響を及ぼすのか?
 連動現象自体は随分前から認識していましたが、その理由・原理についてはしばらく不思議に思っていました。でも、自動売買の動きを見た事で、二つの事に思いが至りました。


 一つは、「日経平均先物」の存在です。現物との差を解消する裁定取引を仲介して、取引者の思惑で「日経平均」を動かす事ができます。だから、「日経平均先物」も「日経平均」の概念の範疇に含めれば、「原因」になりうるのです(テーゼを正確に言い直せば、「日経平均先物に連動している」になります)。言い換えれば、「日経平均225」は、その名の通りの銘柄が存在しない「影」的な存在ではあるものの、表裏一体の存在である「先物」が「実体」の役割を担ってしまったという事です。


 もう一つは「日経平均」は単なる225種の銘柄の株価の平均値という意味だけではなく、「市場全体の状態を表すマクロ的な指標」の意味があると考えている人達がいるという事です。そして、その人達は「市場全体の状態を表しているのなら、225種以外の銘柄の株価変動要素にも影響を与え、ひいてはその銘柄のトレンドにも影響がある筈」とも考える訳です。
 ちなみに、それが本当に指標として正しいかどうかは大した問題ではなく、そう考える人がいて、更に「そう考える人がいる」と考えて提灯的な行動をとる人がいて、そしてその提灯的な行動が利得を産んでしまうという連鎖で、「共同幻想が成立してしまっているのです。「嘘から出た真」と言うか「信者がその通り行動するので予言が成就してしまう」みたいな物です。
 そして、こういう人達の中にトレンドフォロー」という手法を使う人達が結構いる事の方が重要です。


 「トレンドフォロー」は「株価が上がったら買い、下がったら売る」という手法です。
 株売買の究極形は「上がる前に買い、下がる前に売る」ですが、これはインサイダーでなければ原理的に無理です。しかし、「上がったら買い、下がったら売る」の株価変動と売買のタイムラグを切り詰めて、近似させる事はできます。株価の動きに方向性が無く微小な変動が続く場合を除けば、勝率はかなりの物になります。しかも、原理的にタイムラグが小さければ小さいほど勝率が上がります(但し、個人がやろうとしたら、その分手数料が凄い勢いで増える訳で、秒単位の「トレンドフォロー」は機関ぐらいしかできませんが)。


 つまり僕は、機関が市場の銘柄は地合(日経平均先物)に合わせて(あるいは先物からほんの少し遅れて)動くと考えて、日経平均(先物)に連動した秒単位のトレンドフォローの自動売買プログラムを、225種以外の広範な範囲(ほとんど全て?)の銘柄にまで走らせているのではないかと考えているのです。そして、それに個別銘柄のトレンドフォロワー達が提灯を付ける事で、はっきりと連動してしまい、結局、先導者が儲かってしまうという、共同幻想現象が起きているのではないかと思うのです。鶏が先か卵が先かみたいな話ですが、この共同幻想が日経平均力という力の本質なのではないでしょうか。


 もっとも、日経平均に連動しない時や銘柄もあります。これには、大きく分けて3つの理由があると思います。
 一つ目は反応の程度の問題です。例えば極端に出来高が少ないとか、株価が低いとかで、連動する値が1tick以下の小数点になってしまって反映しない場合です。また、日経平均と逆行するディフェンシブ銘柄とかは、反応係数がマイナスと言えるでしょう。
 二つ目は機関(の担当者?)が、何らかの理由で自動売買プログラムをOFFにしている場合です。これは係数が0とも言えるかも。
 三つ目は株価を構成する他の力に打ち消された場合です。例えば、何らかの強力な材料が出た場合とかで、二つ目の「自動売買プログラムOFF」も同時に行われている事も十分に考えられます。


 まぁ、強引に「無反応も逆行も関連の薄い動きも、係数や引数や他項の程度問題」と括ってしまえば、「全ての銘柄の株価は日経平均と連動している」と言っても間違いではないでしょう(笑)。


 そして今、この日経平均力という力は意外と強いと実感しています。この感覚が、冒頭のぽんぽこ氏の文に反応したと思われます。


 では、何に対して強いのか…という所で「株価を構成する力」に続きます。

損切りの難しさ
2006年04月16日 (日) | 編集 |
 大抵の参考書や、ぽんぽこ氏等の成功者のブログで、損切りの重要性とその難しさが強調されます。そして、その難しさの原因として、実行する際の心理的抵抗感がよく挙げられます。


 しかしボクは、それが全く無いとは言いませんが、その実行する際の心理的抵抗感は難しさの中心でも本質でもましてや「原因」でもなく、むしろそれは「結果」だと思うのです。


 損切りの難しさの本質とは何か?
 それは、損切りラインを設定する難しさだと考えます。
 設定するのが難しく、自分の決めたラインに絶対の確信を持てないからこそ、実行する際に躊躇してしまうのです。


 では、何故、損切りラインの設定が難しいのか?
 それは、損切りラインをタイトに設定したからといって、損が減るとは限らないからです。


 これには、二つの大きな理由があると思います。


 一つ目は市場のシステム的なもので、オーバーナイトのギャップや特買い・特売りで、損切りラインをまたがれてしまう点です。損切りしたくても制度的にできないという奴で、ボクのVテクでのビンタとかもそうです。オーバーナイトギャップにはデイトレで対処するしかありませんが、特買い・特売りは対処法がありません。


 もう一つは、損切りラインをタイトにすると一時的なノイズ的下げも引っ掛かってしまい、この後すぐに反発して利が乗る筈だった銘柄をも、損切る事になる点です。人間の集団が行う事ですから、トレンドが上昇であっても一直線もしくは完全に滑らかに株価が上がる事はなく、戻しの下げがノイズ的に発生します。そして、そのノイズをいちいち損切りしていては、その一銘柄の機会損失だけでなく、株取引全体の勝率を下げてしまう事になります。これは対策が可能で、損切りラインはこのノイズを吸収するデプス(深度)を持てば良いのです。


 しかし、ここで、損切り問題の核心に直面します。


 どれだけ下げたら、ノイズなのか、それともトレンド転換とでも言うべき本格的な下げなのか、それを一律的に線引きができるのかという問題です。


 また、下げの量で判断できないのなら内容(原因)で判断するとしても、その銘柄に関する悪材料の場合なら簡単に切れますが、日経平均(先物)の下げによる連れ下げは特に難しく、判断に苦しみます。ホトンドの銘柄は、特段の材料や思惑や極端な需給状況が無い限り、日経平均(先物)の動きに連動しますが、それをノイズとみなして良いのかどうかは、微妙な問題です。
 ボクの場合も実際、2月の連れ下げの被害は酷く、いまだ傷が回復していませんが、昨日の富士興産は損切りを我慢する事で回復しました。


 でも、こうやって整理してみたら、理想の損切りラインの姿も見えてきました。
 それは「続落する確率」と「反発する確率」の均衡点です。
 そして、こうやって書くと、損切りラインは全銘柄に一律的に適用できるものではない事も想像がつきます。つまり、BNF氏のエントリーポイントと同じように、地合やセクターや各銘柄の癖(日経平均に対する抵抗力も含む)及び資金効率を考慮して、フレキシブルに設定するのが理想型なのではないでしょうか。


 まぁ、BNF氏ならぬボクを含めた凡人達には、数百銘柄の癖を見抜く事は無理でしょう。でもやれる事としては、価格比で一律的に設定するのではなく、取り扱おうとする少数の銘柄の癖を研究し、


  損できる金額の設定
     ↓
  反発するまでそこに固定しても他の銘柄に回した時よりも資金効率が良いと期待できる期間の設定
     ↓
  その期間での通常ノイズ幅の見積もり
     ↓
  通常ノイズ幅を吸収できるラインを設定
     ↓
  損許容金額から逆算して購入数を決定する


というフローにして、あとは地合(日経平均)の様子に注意を払うという所でしょうか。
 これを、銘柄ごとだけではなく、建て玉ごとに行うのです。
 なんか、気が遠くなりそうですね。(´∀`;)

分散スイングのパラドックス
2006年03月23日 (木) | 編集 |
 去年の4月の反日デモで中長期投資手法が脆くも崩れた後、5~6月はスイングをやっていました(本を買ってきて勉強しました)。買いだけでは危険だと思って、空売りも混ぜて、8~10銘柄を売買しました。更に、売り買いのバランスやロットや損切り/利確ラインも色々調整してみました。でも、あまり儲かりませんでした。


 そこで、よくよく検証してみた所、ロットや損切り/利確ラインの調整は損益とはあまり関係がなく、結局の所、「買いと(空)売りのバランス」と「翌日の日経平均の上げ下げ」が、合致すれば儲かっているし、外れれば損をしているだけに過ぎないのが分かりました。


 考えてみれば、銘柄を分散すればグロスの変動が日経平均の変動に近くなるのも当たり前の事で、翌日の日経平均を予想する丁半博打をしているのと同じなのです。


 それが分かって、馬鹿らしくなってデイに移行しました(最後は損の方が上回ったせいもありますが)。


 銘柄を分散する事は、一見、リスクをヘッジしてギャンブル性が減っているように見えますが、実は個別銘柄予想に日経平均予想というギャンブル性を追加するという逆説を内包しているのです。

リスクとは何か 2
2006年01月16日 (月) | 編集 |
 前回は、リスクの定義とは「時間がもたらす不確実性」であり、それは「未来(の株価)を完全に予測する事は不可能」だからであると述べました。そこで今回は、更に考察を進めて、何故未来の株価を完全に予測する事は不可能なのかを考えます。


僕は以下の3つが主要な理由(原因)だと考えています。
 1 突発イベント(変化の特異点)
 2 人間の自由意志(需給の思惑)
 3 資金量多数決制(大人の存在)


 まず1の突発イベントですが、これは直近の経営状態やIR情報や業界の趨勢等からは発生が事前に予測できない、「突然起こる株価に影響を与える事件」の事です。市場外要素の例なら去年の反日デモや海賊事件、もっと遡れば9.11同時テロ事件、天災なら新潟の地震(で三洋の新工場がおしゃかになって経営が傾いた)等が挙げられます。市場内での人災なら西武鉄道の財務諸表偽装事件やカネボウの粉飾決算事件、まさにホットな祭り状態の今日のライブドアの証券取引法違反容疑の家宅捜査等のイベントです。
 これらの突発イベントにより、株価曲線に折れ線的にガクッと曲がる特異点が出現します。

 これらは一般投資家には予測できず、特に天災に至ってはインサイダーですら予測は無理です。というか不確定原理とかラプラスの魔とかの話になってしまいます。いつ発生するかどころか、発生確率を求める事もできないので、対策としては、株式の保持期間を極力短くするしかありません。
 この突発イベントが、短期売買派の大きな論拠の一つとなります。

リスクとは何か 1
2006年01月09日 (月) | 編集 |
 立正大学の林教授が日経新聞のコラムで上手く端的に定義していました。
 それは「時間がもたらす不確実性」です。


 では、なぜ時間が不確実性をもたらすのかと言うと、「未来(の株価)を完全に予測する事は不可能」だからです。
 と言っても、僕はランダムウォーク論者ではありません。「現在のあらゆる情報は株価にリアルタイムに織り込まれており、過去のデータと未来の株価は無関係」という、効率的市場仮説は採りません。なぜなら、いまだ情報の伝達にはある程度の時間がかかるし、プレイヤーの多数が過去のデータを参照する態度を採れば、未来の株価に影響を与えうるからです(信者が予言通りに行動すると予言が成就してしまうという奴です)。
 だから僕は、未来(の株価)はランダムでは無いが、100%予測する事は不可能という「程度問題」だと考えています。まぁ、当たり前の話ですね。

投機スタンス
2006年01月05日 (木) | 編集 |
 僕様ちゃんの投機スタンスは、タイトルの説明文にあるように、ローリスク・ハイリターンの追求です。


 昨年秋の黒崎播磨の踏み上げで、これ以上の大ダメージを食らう訳にはいかなくなったので、ローリスクを志向する事になったのですが、常識的には、ローリスクにはローリターンが対応しているとされます。そして、ハイリスクにはハイリターン。


 しかし、僕様ちゃんはこの常識を疑う事にしました。


 なぜなら、そんなのはゲームバランスが良い状態での事だからです。株式取引、もっと言えば現実世界はクソゲーですから、どこかにローリスク・ハイリターンというゲーム性の歪み・抜け道がある筈です。それを探す事にしました。

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